図書館の現状

12月17日、ちらりと触れたままの建築の現況について続けたいと思います。
8月に為替差益利用の追加費OKの裁可を得て、9月に工事が再開、その時のKtg県の話では、「3か月で、つまり年内竣工」とのことでした。
先日そのことをお知らせして以来,1か月以上経ちましたが、県側からも施工業者側からも誰一人現場に顔を見せることなく、何一つ進まないままクリスマス~年末年始の休暇に入ってしまいました。9月から3か月間、多少なりとも作業が行われたのはわずか2週間程度、この計算でいくと、1年間で実働は8週間⁉!,このまま、どこからも誰からも何も言われなければ県側、業者側共に安閑とし続けるでしょう。 『時間がかかっても、良いものを』という大使館の意向で、我慢を重ねてきました。しかし、『時間ばかりかお金(我々の税金!)もタ~ップリ湯水のごとくかけ、欠陥だらけ‼?!』のまま、当初の完成予定(2017年10月)より既に1年数か月遅れ、この先も全く見通せない状況です。
『これまでの工程管理、監督体制不備のツケが一気にまわってきた』感が否めない次々と発覚、露呈している問題とは、
1:外壁の上方、角が一部崩落 →虫歯治療のように、穴のあいたところにセメントを埋め
  込んだ。「他の個所で起きる懸念は無いのか?もし下に子どもがいる時に落ちてケガでも
  したら?」と聞くと、県も業者も、「そんなことは絶対起きない!と一笑。
 2:外壁の下部の水膨れ、漆喰ハガレと傷 →セメントの帯を建物の周囲に貼り廻らし、その
   上に黒いタール状のものを塗った、漆喰の傷は手つかずのまま放置。セメント作業の間、
   必要な水やりを全くしないので、県側に伝えたが、「業者の責任、仕事だから」と動かな
   いので、我々が子どもたちと一緒に水を汲んできてかけた。
 3:シロアリの再発生 → 上述2.の黒いタール状のものは、シロアリも防ぐという話だっ
   たが、タールを塗って1か月もたたないうちに、シロアリが、連日、再々々々繰り返し、
   繰り返し発生中。「そもそも基礎工事の際、シロアリ対策が不十分だったのでは?」とい
   う建築に詳しい人々からの疑念が上がっています。
 4:ドアとドア枠の不適合(本館外ドアと外トイレ各1ヵ所ずつ)→本館ドアは手つかず、
   トイレは無理に直したため、壁に痛みが。→そのまま。
5:高架水タンクの歪み・変形防止のためのマット →廃材トタンを敷こうとしたので、
  「これではすぐ腐食してしまう」と業者に抗議したが、目を離したスキに敷いて行って
  しまった。→そのまま。
6:水もれ →手つかず。県側、業者側双方、責任は相手側と主張。そのため元栓を止めて
  いるので、作業に必要な水が確保できない、2.に同じく、我々が子どもたちと一緒に
  水を汲み、運んだ。
 7:外ドアの下、床との間が空き過ぎ、蛇など小動物が出入りする →当初、業者は、問題
   ない、と言い張っていたが、結局、狭くするため鉄板を溶接し、ドアの丈を長くした。
今のところ、我々素人の目にもわかる範囲では以上です。写真は追って載せたいと思います。
 作業員が2,3日来て、上記のように何か所かは手直しらしきことをしましたが、その間、相変わらず、作業ぶり、作業結果をチェックする県側の体制は皆無、作業員は雑な仕事をし、さらに手直しが必要、…のまま帰ってしまい戻ってきません。
 この調子では、手直しに手直しが必要、さらにまた手直しが必要・・・の繰り返し、どれだけ時間と手間がかかるのだろうと気が遠くなります。
 県事務方の担当者に話すと、「自分たち(PR Africa)がお金を出しているわけでもないのに、なぜ関わるのか?」と。「支援者も我々も納税者なのだから、税金の使い道に関心がある。」といいましたら、笑いますので、日本政府の支援による施設やクルマなどに貼られているステッカーの言葉、“From the People of Japan”のthe Peopleの中には、私共一同も含まれていることを教えましたが、理解は難しいようです…。