妨害事件 続報

妨害事件の現場!!ガバメントの敷地全体がフェンスで囲まれ、この門だけが唯一の出入り口に。”妨害者”には絶好の機会到来!?! 写真の二人は支援就学中のAwekoとPriska.学校休暇中は、ハダシで1時間以上徒歩で来館。寺子屋組と一緒に午前クラスで学習、3学期に備えます!背後の白い建物は県庁。我らが図書館はこの裏です。
妨害事件の現場!!ガバメントの敷地全体がフェンスで囲まれ、この門だけが唯一の出入り口に。”妨害者”には絶好の機会到来!?! 写真の二人は支援就学中のAwekoとPriska.学校休暇中は、ハダシで1時間以上徒歩で来館。寺子屋組と一緒に午前クラスで学習、3学期に備えます!背後の白い建物は県庁。我らが図書館はこの裏です。

お金がなく小学校から閉め出された孤児たちをサポートする活動が”嫉妬、やっかみ”の対象になる?!?!? Why~??? 理解できず何名もの現地人に聞きました。 

“嫉妬??”のワケ:

 ユニセフ、赤十字、NGOなど、また中央政府、個人の篤志家等から支援の話があると、学校やガバメント*は、要支援子どものリストを作成し、要請のあった支援団体に提出、そのリストに基づき各団体が子供を選びます。県庁や町役場など地方ガバメント内に、福祉行政を担当するオフィスがあります。

 

  このシステム自体に問題があるとは思えないのですが、その名簿に載せられた子供たちが支援の必要なthe Poorest of the Poor Children —貧しい中でもより貧しい子ども達― かど~かが疑問のようです。

名簿作成を依頼された学校やガバメントのオフィスが、自分たちや同僚たちの子どもや親類縁者の子どもを優先度の高い上位に並べるのが通例で、支援が決定した子供たちの多くは、たとえ孤児だったとしても、一定の収入のある養育者、保護者を持っているそうです。何度も名簿に載せられながら遂に支援対象に選ばれず、学校を中退せざるを得なかった、という人も少なくありません。

何故、支援団体は、子供の実態を把握出来ないのか?…ですが、このHP上でもアチコチで触れていますように、UGでは、苗字が無い上、出生届、戸籍、住民票のようなものが未整備、人間関係を把握するのが極めて難しいからです。

 

  当方は、平日の日中、学校の授業時間帯に頻繁に図書館に来る子供に、通学できない事情を聞き、家庭訪問し、LC(地区の民生リーダーたち)や近隣の人たちの話を聞き取りすることで、ある程度は事実把握できるので、上記のような名簿**に頼らず支援対象子供を決められます。

 

  ン~が、これが“特典”を受けられない“特権階級”には面白くなく、「どーして、自分たちの子ども(既に通学中!!)でなく、薄汚い浮浪児たちが支援されるのか??」と“薄汚い浮浪児たち”に、“嫉妬”し、当方に悪意を抱くのだそうです。何とか”通学中”か、”通学できないほど貧しい”か、という違いには関係なく、同じよう支援するのが、平等・公平なのだそ~です。”

 

  **当初、私も、同じような名簿を渡されましたが、UG以外の国で昔々、“なぜ、比較的経済的ゆとりのある保護者の子ども(孤児でしたが・・)が、支援対象になってるのか??”と何度か疑問に思った経験から、不安があったので使いませんでした。 

 

後日私どもが“足で、目で”、独自に選んだ子供たちが名簿に載ってるかどうかチェックしましたが、一人も載っていませんでした。名簿に載ってるのは、少なくとも“学校に通えてる子ども達”ばかりだったようです。

さらに、これまでに何人もの県庁・町役場の職員、先生、LC達に、「自分の子どもや親類縁者の子ども(ほぼ全員通学中!)を支援して」と頼まれ続けています。

 

予算規模が極端に小さくthe Poorest of the Poor Childrenで ある孤児たちしか支援できないことを丁寧に説明しお断りしていますが、中には悪感情を表す人もいて、そういう人たちが“悪評”をばらまき、それを真に受け た人たちが妨害行動に出ているのでは、という声もあります。“特権階級”の子ども達の多くも、日祝や学校の長期休暇には、図書館を利用してますから、「自分 の子どもにはメリットがない!!」とは言えないと思うのですが、彼らが期待するのは、直接的な“金銭支援”なのだそーです。

 

 Secretary Of Education という県教育行政の長に状況報告書を提出しました!!

 

彼から、今現在就学支援中の子供19名と図書館で勉強中の子供たちの”環境調査”?一覧を提出するよう要請があり、作成中!! 停電頻発で、中々進みませんが、これが出来たら、先の報告書と合わせ、関係者一同を集め会議をするとか・・・ 

― 続く ―